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朝9時ごろ、ファミリードクターのところにアレルギーを診てもらいに行くと、
「UTで射殺事件があったらしいよ。犯人は図書館にこもっているらしい。外部の人なのか、学生なのか、はっきりしたことはまだわからないらしい」 「大学の図書館って、自殺者が結構多いんですよね。MITやNYUの図書館は、中央が吹き抜けになっていて、そこに吸い込まれるように自殺がおきると聞いたことがある。それに較べるとUTの図書館は眺めなどはなくて、ただただ本が詰まった、面白くもない、大きなビルなので、どうしたのでしょうね」と話した。 この後、ボランティアをしているARCに行くと、韓国人のUTの学生が来ていて、やはりその話になった。彼は前に起きたバージニア工科大学の無差別射殺人事件が韓国人学生によるものだったので、今回のUTの事件はどうなのか、ひどく気にしていた。大学からはテキストメッセージが彼の電話に入っていて、授業は中止だという。 後でわかったのは、19歳の大学2年で数学を専攻している男子学生の単独行動だったそうだ。AK-47の銃を振りかざして、無差別に路面や空中に弾を撃っていたけれども、人を狙い撃ちはしていなかった、と車の中から目撃した法学部の教授が語った。この教授の目の前を通って、図書館まで行き、そこで自殺をしたのだろう。彼はオースティンの南部にある高校を7番で卒業して、数学のうち、保険数理を専門にしていたという。頭はすごくよかったのだろう。 ニュースのインタビューに彼のいとこが答えていたのを見た。「どうしてこんな事が起きたのか全くわからない。彼が落ち込んでいたとしても誰もわからなかっただろう。彼は感情を外に出すことはなかったし、彼がどう感じていたのかはわからなかった」と、その人は言っていた。 勝手な想像だけれども、半年前まで、大学にいたから全くでたらめな想像だとは思わないのだけれど、自宅から通っていたというから、友達ができなかったのもかもしれないなあ。頭脳明晰でも、内向的な性格の場合、クラスで友達を作るのは難しい、1年や2年のうちは一クラスもでかいし。 みていると、多くの場合は寮やアパートで部屋を一緒に借りて、そこで知り合った人たちと、フットボールを一緒に見に行ったり、パーティーをしたり、それで仲良くなっているから、家族と一緒に、高校の時と同じ家に住んでいるんでは、どうしても孤立してしまうだろうなあ。 うちの三人の大学生を見ても、仲間と一緒に飲む、食う、寝るの生活空間をシェアしないと大学生活が始まらない、という気がする。 今の大学はとてもお金がかかるから、大学に通えるのに寮に入るなんて無駄だと思えたかもしれないし、本人も、孤独感の原因をはっきりとつきとめてはいなかったかもしれない。今は、特にフットボールシーズンだから、楽しそうにしている周囲の学生を見て、「なんで俺だけ」とむしゃくしゃしたのかもしれないなあ。或いは、一年のうちはあまり苦労をしなくても、勉強はついていけたけれども、2年になると急に難しくなるので、パニックになったか、中間試験が近づいてくるし。 幸い、彼は他の人を巻き添えにすることはなかった。 大学側は、様々な方法で学生をサポートしようとするけれども、カウンセラーでも、メンタルクリニックでも、とにかく本人が、 「この頃、やけに淋しいんです。どうしようもないんです、相談にのってください」とか、 「この問題が、わからなくて躓きそうです、教えてください」と自分のほうから助手や、教授にでむいていかなければ、大学側は支援のしようがない。小さなリベラルアーツの大学なら、学生4人に対して、先生が一人ついて、「お茶しましょう。楽しくやってる?」などと、先生(大学がわ)から、学生に対してアプローチもあり、かもしれないけれども。UTのようなマンモス大学では、全てが学生のイニシアチブに任されている。 彼にしても、"Hey, what’s up”なんて軽く、隣の席に座る人に声をかけられなかったのだろなあ。
by tomokoh9T
| 2010-09-28 22:33
| Texas/Austin
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