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Wendy Davisは去年の夏、テキサスだけでなく、アメリカ政治界の輝ける星になった。共和党が牛耳る真っ赤かなテキサス州が少しは青くなるか、否、紫くらいに変わるかもしれないと期待が高まった。堕胎法を止めるべくフィリバスターで頑張って政治の舞台に躍り出た頃には。
直後はヒラリーも相手にできるかもしれないと思わせる程光っていた。それがみるみる光を失って、結局、知事選を戦い抜いたものの、ゴリゴリの共和党のGregg Abottに歯がたたなかった。中盤から結果は予想できた。力強いメッセージが何も伝わってこないのと、あまりに堕胎、プロチョイスのイメージが強過ぎて州を引っ張って行く本流の政策を打ち出せなかったことが大きかった。それに奇麗過ぎたかも。「女なんかに何ができるっていうんだよ」みたいな文化のテキサスでは前のアン・リチャーズみたいな煮ても焼いても食えないおばちゃんでないと太刀打ちできないだろう。 その人も結局、カウボーイビジネスマン達に支えられたジョージ・ブッシュに再選を阻まれ、ブッシュは知っての通り大統領になって変な方に行ってしまった。彼はテキサスの知事をしている時にはひどくなかった。 ブッシュ家の若い世代がテキサス政治界に現れ始めた。こうなるとデモクラシーもへちまもなく、延々と職業政治やさんが続く事になる。なんだか日本みたい。
by tomokoh9T
| 2014-11-06 20:56
| Texas/Austin
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