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GQという日本語版も出ている雑誌をずっと定期購読している。昨今は航空会社が期限が切れる前のゴミみたいなマイレッジを雑誌の定期購読にあててくれるので、ちゃんとお金を出して購読しているのはこのGQとAtlanitc Monthly, Texas Monthly, Consumer Reportくらいだ。
ところで、一時、タイとライアンはお小遣いを出し合ってPlayboyを購読していた。Akiraという偽名を使って。健全な中高生がそのような雑誌を堂々と申し込むのは気が引けたのかもしれない、私とデイヴは一向に気にしなかったけれど。胸が立派で顔の半分が唇みたいなblond binbo(故アナ・ニコル・スミスやジェシカ・シンプソンのようなオツムの中身はあまり期待できない美人。ビンボーという音がなんだか可笑しい)の写真に混じってイラクリポートや移民問題など真面目な記事も一つや二つは必ず掲載されていて毎週の中身も薄っぺらいTime やNews Weekの記事よりはずっと読み応えがあり馬鹿にできない。 二人はプレイボーイが配達されるとどちらが先に読むか、読んだ後、二人のどちらの部屋に保管(?)ておくべきか、よくもめていた。しかし、タイが大学に行き、独り占めできるようになるとライアンは「もう飽きた」と言って購読を中止してしまった。年間の18ドルを一人で払う価値は無いと判断したのかもしれない。 時間がないので送られてくる雑誌を全部読むことはできないが、時々、こういうことがあるからどれもざっと目を通している。それと言うのはGQの記事で”All My Children"と題された匿名記事だ。 筆者は現在、9歳と5歳の子供のいる男性だが、大学生の頃、だいたい週一で精子をあるクリニックに提供して引き換えに50ドルくらいのお金をもらっていた。「あはは、簡単な小遣い稼ぎさ、それに地上の隅々まで我が子孫がばらまかれるのだ、どーだ」くらいの理解の仕方だった。事実、大学生が「アイビーリーグ、特にハーバードの学生でSATのスコアが高く、背が高く、運動能力の高い、三高の白人の精子の提供は有難がられる(高く買ってもらえる)と話しているのを聞いたことがある。 仲の良かった妻との関係がこの頃冷えてきて、子供も父親の自分になんだか冷たい。そんな時、あるWebページで過去に自分が提供した精子で妊娠した(したらしい)女性が自分の15歳になる息子の生物上の父親を探しているといるということを発見してしまう。ローラという、その女性はよそよそしい妻と違って自分を探し求めている。自分のDNAを引き継ぐ男の子もちょっと見て見たい。Eメイルさえすればヒーローになれる、と連日その考えに惑わされる。多くの候補者を差し置いて、会ったことは無いにしてもこの自分(自分の精子、DNA)を選んでくれたという感動にも似た男のエゴも満たされ、そのクリニックに連絡して実際、自分の精子が使われたかどうかを確認してしまう。その結果、自分の過去の「軽さ」に驚愕してしまう。 もしかすると自分は何十人、何百人ものDNAをばら撒いたかもしれないのだ。もし、それらの「自分の子供」の母親や子供本人が会いたいと言って来たらどうすべきなのか。 多くの場合、精子は子供のできないカップルのために使用されてきたが、未婚女性や自分の子供が欲しいレスビアンカップルにもその使用は広がった。 医学が進歩して先天性疾患や治療法の情報が増えるに連れDNA情報を子供のために知りたいという親が出てきたのも不思議ではない、普通のケースと違い父親が特定できないわけだから。これは建前。 本音は「どうして、こう、言うことをきかないんだろう、この子は。きっと、父親がかんしゃくもちだったからだ。顔をみてやりたいもんだ」、或いは「ねえ、僕のパパはどこにいるの」という根源的な子供の質問に応えてやりたい、など様々らしい。 「絶対早まるなよ。自分は既に精子提供で生まれた自分の子供と付き合っているけれど、これが何人に膨れ上がるかわからない。申し出が早かった子供とだけ付き合うっていうのもどうかと思うし、それより何より、そういう子供の母親が何人もでてきたらとんでもないことになる」と言う、Webを通して知り合った、ある独身男性の言葉に納得する。 黙って遣り過ごすことと、とことん事と格闘するのとどっちが知恵のあることなのだろうか。
by tomokoh9T
| 2008-01-07 18:29
| 読む
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