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去年の秋に亡くなった義父は数年前に大量の写真のネガ、スライドをデイヴに送ってきた。それらをデイヴは家族の過去を探訪するように、仕事の合間に少しずつ整理した。その中から現れたのは1973年ごろの日本の風景と人。義父が仕事で日本を訪れた、その時に撮ったものだ。私が青春真っ盛りを謳歌していた頃だ。
エアポートリムジンにミニスカートのアテンダントがいた エンジニアの義父はこの饅頭マシーンに魅せられたことだろう。その人の息子と私は、12年後に、この天才的な機械をずっと眺めていた覚えがある。おそらく同じお店、箱根の湯元のお饅頭やさんだと思う マスクをする人が珍しかったのだろうか。愛国党のビラが見える 箱根彫刻の森。カップルのうち、男の子のベルボトムのズボンがすごい 赤いサンダルが流行していたのだろうか。私も一足くらいは持っていたかもしれない デパ地下のお菓子やさん。素朴そのもの 当時は羽田が国際空港だった。オカーサンも子供も帽子を被って旅行をしたのだ。オトーさんは航空会社からもらった(多分)ショルダーバッグを提げている。遠くに立つ外人の赤いポリエステルのスラックス。確かにこういう格好の人がいた。今の薄黒いジーンズより、派手で見ていて楽しい 日本のビジネス相手と。義父のネクタイは異様に太くて短い。それがその頃のスタイルだったのだろうか。日本のサラリーマンの装束は昔も今も殆ど変化が見られない どこの通りか不明だが、きっと現在は樹が育って、美しく変わっていることだろう 日本航空002便。羽田からサンフランシスコとある。ただただ懐かしい。羽田で働いていた私は、この日、義父と全く知らないもの同士で空港ロビーをすれ違っていたのかもしれない
by tomokoh9T
| 2011-10-29 17:45
| 旅
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Comments(2)
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by
せっちゃん
at 2011-11-04 13:24
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今年の8月から仕事の都合でAustin住んでます。Austin情報を入手しようとしたところ、こちらのブログがひっかかったのですが、私の生まれた年の写真が沢山あって興味しんしんでした!こんな年に私うまれたんですね。
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by
tomokoh9T at 2011-11-04 14:14
そうですか、私が青春していた頃にお生まれになったんですね。あの頃、気取って自分たちはかっこいい、と思い込んでいたのに、こうして見てみると、気恥ずかしい。ところで、Austinには長いこと住んでいますので、何かお役にたてることがあったら遠慮なく、おっしゃってください。もしかしたら既に「あさひ」あたりですれちがっているかもしれませんね。
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