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Austin Regional ClinicのDr.Morrowに初めて定期健診してもらったのは11月1日のこと。私の体の殆どのパーツはOKだったけれど、虫刺されのようなもの(理由がはっきりしない)が肩と腕、それに足首のところに幾つかあったのはOKではなかった。
車の整備工場の主任が車体の小さな傷を「これ、塗りなおしてきれいにしないと完璧にならない」と見逃さないように、私の赤い虫刺されにも塗り薬の処方箋を書いた。 「薬局はいつも何処?」と言うから 「Walgreen」と答えながら「多分、アナポリスで泊まった、安ホテル、Homesteadのベッドに、虫(Bed bug)がいて刺されたのかもしれない。別に暫くすれば消えてしまうと思う」と説明しても、 「でも、念のために薬、出しておきます」 ところで、このHomestead,安ホテルと言ったけれども実は一泊171.66ドルもして、税金を足すと一泊約、200ドル、決して安いものではなかった。チェック・インした時に、 「メードサービス、ルームサービスはありません」と言われた。 つまり部屋のお掃除や、タオルを替える事はしない、タオルや毛布が欲しかったら自分で取りに来い、というサービスゼロが彼らのサービスだった。ものぐさが長期滞在した場合には、10日も2週間も同じシーツやタオルを使うことになるのだろうか。 今の時期、値段を調べると同じ部屋が一泊100ドル以下で泊まれる。これは、10月20日からNavl Academyでイベントが立て込んでホテルが不足したという事情があるけれども。 昨日の夜、忘れていたけれどもWalgreenの薬局に、Dr.Morrowが処方してくれた、その皮膚用の薬を取りに行った。小さなチューブ3本で、76ドルもするのだった。これを塗ってお肌が瑞々しく、つるつるに若返るなら兎も角、ただ、痒みが取れて赤いスポットが消えるくらいのものだ。高い!薬局のオネーさんに、腕を見せて、 「ほら、もう、痒かったスポットは消えてしまったの。処方を私がキャンセルできる?」と訊くと、 「そうですよね。76ドルもするんだから。棚に戻しておきます」と応えた。 お医者さんが判断して、「つけなさい」「飲みなさい」と言った薬を、 患者が「私、大丈夫になったから、薬もう要りません」と決めることに問題があるのだろうか。法的な問題が生じてくるのだろうか。この程度(虫刺され)ならともかく、心臓病、血液関係など、患者が勝手に決めたら「じゃ、何故、医者のところに来るんだよ」と彼らは怒るだろうなあ。患者は怒られるだけで済むのだろうか。 デイヴがIBMを辞めるまで、処方された薬の値段がどーした、こうーしたと、うるさく言わなかった。何故なら、例えば同じこの塗り薬で言えば、自分の払う部分はおそらく8ドルか、15ドルか、そんなものだっただろう。実際、デイヴは、ずっと血圧と尿酸をコントロールする薬と、もう一種類をずっと飲み続けているのだが、同じ薬を新しい医療保険に変えたら、3ヶ月で800何ドルかを請求されて仰け反った。あわてて、Dr.Morrowのところに行って、事情を話して、genericに変えてもらったら、同じ効能の薬が300ドルくらいに下がった。今まで、どれほどの薬代を補助してもらっていたのか省みることがなく、また、それに注意することもなかった。システムとして、当たり前になってしまっていた。こんなだから、医療費が国庫を空っぽにしてしまう日も遠くはないと言われるんだよなあ、と納得した。 今朝、Walgreenから留守電メッセージみたいな電話がかかってきて、「薬が準備できています。取りに来てください」と、電話を取らずに無視している私に向かって怒鳴っていた。
by tomokoh9T
| 2011-11-05 10:31
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