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秋からオレゴン大学(UO)にタイが行くことになり、デイヴがタイとライアンを連れて今日から2泊3日で説明会にでかけた。
大学はオレゴンのユージン(Eugene)にある。私はテキサス政治の授業を欠席したくないのと、経費節約のためにオースティンに残ることにした。9月に寮に入るときには私が一緒に行くことになっている。 ライアンは兄貴の大学を見たいと言うが、本音はNikeがバックアップして建てた全米有数のハイテック、フットボールスタジアムを見て見たいのだろう。 それに、この私という厳しい食物検査員が一緒ではないのを幸いに三人組で良いレストラン(高脂肪、高塩分、高ボリューム、3高フードを出すレストラン)を探して思いっきり食べるつもりなのだろう。まあ、いいか夏休みだし。 一人、のんびりと郵便でもチェックしてみようかと郵便受けを見て見ると、あるわあるわ銀行と大学ローンの会社からの融資の手紙。この秋から我が家には大学生が三人になるので、蜜に群がる蜂のように銀行が飛び回っている。 そのうちの一通、CHASEからの手紙はタイの親宛だが、本人宛てのものも沢山くる。 一年、4万ドルまで、最高13万ドルまで貸し出します。支払いは卒業してから、競争力のある金利、つまり他社よりは低金利と言いたいのでしょうが数字は出していない。 学費が毎年恐ろしい率で上がっていくにも関わらず、政府の援助は削られてこうした学生ローンに頼るしかない学生も多い。 アメリカの大学では一応、授業料が公表されているが、同じ飛行機に乗りながら隣や前に座る人が幾ら払っているのかさっぱり見当がつかない航空運賃のように大学も一人一人幾ら払っているのかさっぱりわからない。 というのも、ある学生は大学がどうしても欲しいということで学費を免除しているかもしれず、ある学生は家族の収入が低いために政府で決められた方式で計算してほんの少し、残りは政府の補助、あるいは大学は用意するバイトで補うという風に全くわからないのだ。 去年の秋、テキサス大学のキャンパス巡回バスに乗っていたら女子学生同士の会話が聞こえた。 「あたし、今年から働かなくちゃいけないのよ」 「どうして、学費補助はどうしたの?」 「親の収入が年間5万ドルを超えたから補助はもうしませんって言うの。その代わりローンの斡旋をしますって、でも、あたし、お金は借りたくないの」 そうか、年収5万ドルが一つのラインになっているのか、とその時思った。それでも政府の計算方式は家族の人数、大学生の人数、資産など、さまざまの要素を含んでいるのでこれもまた良くわからない。 CHASEの言う4万ドルというのは私立大学の一年間の授業料である。幾らナイーブでも4万ドルx4年=16万ドルの借金をして私立大学に行く学生はいないと思うのだが、 「せっかくハーバードに受かったんだ、将来安泰、借金しても行く価値あり」 と超楽観太っ腹の学生もいるかもしれない。その場合にはいいのだが、所謂リベラルアーツ系の私立大学の文学などを専攻して5万も6万ものローンを背負ったまま卒業すると大変なことになる。 よほどのコネでもない限りなかなかローンを返せるような職につけない。それだったら大学院に行けば高サラリーの職が待っているかも、と更に借金を重ねるケースもある。怖いのは将来が安泰ではない学生にでも銀行がお金を貸してしまうことだ。しかも、ローンによっては一旦、契約した金利は返し終えるまでそのまま、金利が下がっても借り換えはできませんというものも多い。あるウェブサイトではそうした元学生たちのローン地獄の有様が綴られていた。そうした人たちの殆どが契約の詳細を理解しないまま契約書にサインしていたのだ。 ローン会社はハゲタカのように金融知識の薄い学生を狙っている。 最近、ローン会社が大学の学費補助やローンの担当者に便宜を図ってもらう為に接待していたことが新聞で報じられた。ニューヨーク州の検事がこのあこぎなローンビジネスと大学との癒着にメスを入れたのだ。UTの担当者も食事接待、株取引、高級ホテルでの不要な説明会招待などがわかって解雇された。とんでもない奴だ。が、John Hopkinsだったかな、どこかの私立大学の担当者(女性)はローン会社に大学院の学費のおねだりをしたとか。
ハゲタカたちは若者の将来を食っている。
by tomokoh9T
| 2007-07-28 18:31
| 政治・教育
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