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2月末に中間試験があって、今日は2回目の英文学の試験があった。
先週の月曜日には好きな詩を暗記して皆の前で暗唱するという宿題があった。必死にSamuel Taylor ColeridgeのKubla Khanを暗記してクラスに臨んだ。 「誰が一番先にやる?」と担当している博士課程の助手がきくと、 「僕、やります」といつもクラスを盛り上げる野球帽を被った男の子がスタートした。Wordsworth のもので、初めに長い題名を告げると、 「もう、これだけで2行分ぐらいだよね」と言った。というのも最低14行を覚えなければならなかったからだ。 私は覚えたつもりなのに、いざ、スタートするとすっかり言葉が頭から消えてしまっていて、霧の中で手探りするようにぼそぼそと言葉を一つづつ繋げるという具合でとても暗唱しているとは言えなかった。 このクラスには日本人で微生物を専攻している男子学生がいる。 「このクラス好き?」とある日、私の近くに座った時にきくと、 「僕、これで英文学のクラスを取るの5回目なんです。ずっとパスできなくて。でも、この教授は授業内容を前もってWebに載せてくれるので助かります。Jane Austen のPride and Prejudiceは日本語のものを取り寄せて読んでます」と言っていた。 今日はそのJane Austenと18~20世紀の詩人15人位の、全部で60位の詩と文学史を含めた試験があった。 どんなに覚えようとしても全部の詩を深く読み込むことはできない。そこで得意な「山をかける」という行動に出て、Jane Austen, Alexander Pope, Coleridgeを中心に下調べをした。「この人が出たらもうアウト、だけどしょうがないよね」と腹を括った。 エッセーについては 「内容を要約するのが目的ではありません。内容を分析して発展させて独自の意見をまとめてください」と教授は何度も強調していた。 これは私にとっては助かる。内容がフレッシュでアピールするものならば喜ばれて、多少の英語の間違いは見逃してくれるからだ。 山は大当たりして、2月の時の試験よりは楽にできた。 本当に開放された気分になってデイブとお昼にKanobiというできたばかりの寿司バーに行ったが、ひどかった。生き残りは無理かも。 5月9日には3時間の最終の試験が待っている。
by tomokoh9T
| 2008-04-14 22:27
| テキサス大学芸術学部
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